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3年生の現役合格者を2名輩出、資格取得を目指す専門クラス

会計士・税理士の資格取得を目指す学生をサポートする「会計プロフェッショナルクラス」。2021年には、公認会計士試験において3年生の現役合格者を2名輩出しました。
今回は、結果を実らせた山本楓さんと山本龍輝さんにインタビュー。クラスの概要から将来の夢までを伺いました。

山本 楓(やまもと・かえで)さん
経済学部 商学科 4年(2022年6月現在)

山本 龍輝(やまもと・りゅうき)さん
経済学部 経済学科 4年(2022年6月現在)

大学の授業と専門学校の二本立てで学ぶ

インタビュアー
おふたりが会計士を目指したきっかけは?
楓さん
正直に話すと、僕は大学受験の結果が振るわなくて。入学後に挽回するのは自分次第、という気持ちがあり、次の挑戦として選んだのが会計士試験でした。なので、反骨心が動機ですね。
龍輝さん
その辺は僕も似ています(笑)。あとは、会計プロフェッショナルクラスのゼミを受けていく中で、会計の面白さや大切さを知り、興味を持ちました。
インタビュアー
会計プロフェッショナルクラスの概要について教えてください。
楓さん
会計士や税理士を目指す大学生をサポートするクラスです。1年次の8月と11月に選抜テストがあって、そこで日商簿記2級相当の実力があると認められた人だけが入ることができます。
龍輝さん
クラスが始まるのは2年次からです。資格試験に向けた勉強のメインは専門学校の大原学園で授業を受けることで、週5日間程度通っていました。また、週1回のゼミでは、会計士になってから役立つことを勉強しました。税務や会計監査の実務について学べたのも面白かったです。
インタビュアー
会計士の筆記試験を受けたのはいつ?
楓さん
3年次の2021年です。短答式試験が5月、論文式試験が8月で、合格発表が11月でした。
龍輝さん
本来であれば、2年次の12月に短答式試験を受けられる予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で翌年の5月に延期しました。
インタビュアー
試験勉強でとくに大変だったことは?
龍輝さん
圧倒的なインプットの量ですね。短答式試験は4教科、論文式試験は5教科あり、並行してまんべんなく勉強するのが大変でした。
楓さん
インプットはもちろん、問題を解くという意味でのアウトプットの量も悩ましかったです。勉強法としては、解答を間違えた問題について、なぜ間違えたのか自分なりに分析してルーズリーフの表裏にその理由をびっしり書き込みました。
龍輝さん
僕は、勉強するときはiPadを活用していました。

朝から夜まで!
一日の勉強量は最大で10時間

インタビュアー
一日の勉強量はどれくらいでしたか。
楓さん
試験前はマックスで10時間ぐらいです。
龍輝さん
大原学園の授業は、一番早くて朝の7時半に始まるんです。それから一日中勉強するので、僕も10時間近くはしていましたね。
インタビュアー
それはすごい! 心が折れそうになる瞬間はありませんでしたか。
楓さん
実際、そうなりかけたこともありましたが、勉強のスケジュールをルーティン化して余計なことを考えないようにしました。
龍輝さん
コロナの影響で、大原学園の授業がすべてオンラインになった時期は精神的に辛かったです。でも、「今まで頑張って勉強したのだから、ここでやめるのはもったいない」と、自分に言い聞かせて乗り越えました。
インタビュアー
会計プロフェッショナルクラスに入り、どのような収穫や変化がありましたか。
楓さん
週1回のゼミで会計士の実務に役立つことが学べたのは、大きな収穫だったと思います。
龍輝さん
このクラスに入る前は、とくに将来の夢もなくて。でも、会計士になると、試験を受けずに税理士や行政書士として登録できるので、将来の選択肢が増え、多方面で活躍できる可能性が広がりました。ただ、僕たちはまだ道半ばで、正式に公認会計士と名乗るには2年以上の実務経験(※3年以上に改正予定)と3年間の実務補習を経て、最終試験である「修了考査」に合格することが必須なので、最終目標に向けて気を引き締めて頑張りたいです。

挑戦するのに
遅すぎることはひとつもない

インタビュアー
おふたりの今後の夢は?
楓さん
将来的には、周囲から頼られる会計士になりたいですね。クライアントはもちろん、同業者からも頼りにされる会計士が目標です。
龍輝さん
僕は大学や大原学園の先生のおかげで会計士を目指そうと思えたから、大学に入ったときの僕みたいに「将来何をすればいいのかわからない」という人たちに向けて、会計の魅力を伝える仕事をしてみたいですね。
インタビュアー
いまお話に出た「会計の魅力」とは?
龍輝さん
会計は、人生のターニングポイントに関わってきます。例えば就職活動をしているとき、会計の知識があれば、企業の経営実態などについて本当のことがわかる。そこは魅力だと思います。
楓さん
確かに、会計を学ぶことで、企業の内実を数値化して把握できるようになりますね。
インタビュアー
駒澤大学の校風で良かったところは?
楓さん
会計プロフェッショナルクラスのように、ある程度、明確にやりたいことが決まっていれば、それをサポートしてくれる制度が存在するところです。
龍輝さん
同感です。資格取得のためのカリキュラムが用意されているので、これから入学される方は、主体的に調べて動くと良いと思います。
インタビュアー
最後に後輩へのアドバイスをお願いします!
龍輝さん
会計士は難関国家資格のうちの一つと言われていますが、地道な努力ができれば合格できる試験だと思うので、興味がある方にはぜひチャレンジしてほしいです!
楓さん
見出しになるようなことを言うと(笑)、遅すぎる挑戦はないのかな、と。大学受験はもちろん、大学時代も卒業後も、挑戦したいことには挑戦した方がいいし、その時期に早いも遅いもないと思います!

●商学科「会計プロフェッショナルクラス」のご紹介

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