経理研究所所長 石川 祐二(いしかわ・ゆうじ)先生
経済学部 商学科
原田 麻衣(はらだ・まい)さん
経済学部 経済学科(2023年取材当時)
経理研究所では、大学で初めて簿記に触れる人でも安心して取り組めるようなカリキュラムを用意しています。 「日商簿記検定 3・2級コース」は週1回、11月の試験に向けて半年かけて基礎からじっくり勉強していきます。合格後は、次年度6月の2級合格を目指します。2級取得者には「1級コース」を設け、レベルに合わせた指導を行っています。 「会計士・税理士入門コース」は週2回、提携する大原学園の講師が講義を行います。2コマ続けて行うので、学ぶ進度が速く、6月の段階で3級を受験、11月には2級を受験します。会計士志望の学生はその後「会計プロフェッショナルクラス※」に引き継がれます。2021年度公認会計士試験では3年生2人が、現役合格を果たしました。 ※経済学部のみ
税理士試験は5科目受験でそれぞれボリュームがあるので在学中に取得するのは困難ですが、中には2科目3科目と複数科目合格する学生もいます。 経営学部と経済学部を中心に、学部・学科を問わず毎年100人を超える学生が集まりますが、一番人数の多い3級コースでも1クラス10人〜20人と少人数クラスなので、先生や講師とのコミュニケーションが取りやすく、質問もしやすい環境です。フォローアップ体制も整っていますので、合格できなかった場合でも次の回での合格を目指して補習を行い、試験合格までしっかりと指導していきます。 経理・会計の入門資格となる「日商簿記検定」は3級を持っているだけでも基本的な会計の財務書類を読む事・作る事ができるようになるので、将来起業を考えている人や銀行業務に携わりたい人など、会計士や税理士を目指す学生でなくても、将来の幅が広がります。ぜひ簿記の学習と検定試験・資格試験の合格にチャレンジして、ビジネスの世界で活躍できる基礎を築くための力を身につけてください。
高校時代の部活の先輩が公認会計士になったので、私も将来は公認会計士になりたいと思い、経理研究所で「会計士・税理士入門コース」を受講しています。 主に大学での授業が終わってから大原学園の学校に通っているので、大原の履修は6限以降になることが多く、忙しい毎日ではありますが、大原の先生との面談が3ヶ月に1回あるので、学習状況に対してアドバイスをいただいたり、相談に乗ってもらうこともできます。 大学と大原の両方で学ぶことで、双方の授業への理解度が増すと感じることがあります。「会計学総論」は簿記と会計の関連性を学べるので簿記の授業で全体像を把握できるようになります。「経済システム」は、簿記を背景とする経済社会を理論的に考えられるようになりました。 他大学の学生と一緒に受講するので、友だちもできて、試験勉強のモチベーションも上がります。今は日商簿記1級合格に向けて頑張っています。
講座で使用しているテキストとノート
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