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【KPS×PEACS】 受験生の皆さんに駒大の魅力を伝えたい! オリジナル動画撮影のコツ、学びました!!

新型コロナウイルスの感染拡大にともないさまざまな活動が限定的となるなか、より多くの受験生の皆さんに駒大の魅力を知ってもらいたいと、学生ボランティアスタッフKPS(Komazawa Promotion Staff)が一念発起。大学を紹介するオリジナル動画を制作することに! そこで実際の撮影に入る前に、プロの映像ディレクターから動画づくりの基本を学びました。より実践的な内容となった第2回目(最終回)の取り組みをレポートします。

まずは自己紹介でリラックスしてから講義へ

第1回目の講座では、動画づくりの基礎となる企画と構成の大切さを学んだKPSの学生たち。第2回目となる今回は、実際に撮影をしながら撮影と編集のポイントを学びます。

3号館403教場に集まった1年生から4年生まで総勢14名は、これからどんな講義が始まるのかドキドキワクワク。ちょっぴり緊張気味なので、まずは近くに座った人とペアになってもらい、1分ずつ「KPSに入ったきっかけ」を互いに話すアイスブレイクを。

というのも、昨年は新型コロナウイルスの影響で活動できる機会がとても少なく、同じKPS仲間とはいえ、実際に言葉を交わしたことは少なく、中には今回初めて会う人もいるとか。そこで講座の主催者であるPEACSが提案したのが、マンツーマンでの自己紹介。本日の講座ではグループワークも用意されていることから、少しでもリラックスしたなかで取り組んでほしいとの計らいでした。

教場の雰囲気は一転、なごんだところで講座がスタート。講師は前回に引き続き、ファンメディアスタジオ・PEACSの映像ディレクター・プロデューサーの原 朋弘さん。いまやすっかり顔なじみの存在です。

原さんによれば、「料理で例えると、編集は『調理』、撮影は『具材集め』。編集がわかれば、撮影はうまくなります」。わかりやすい例えに、動画づくりのハードルもグッと下がっていくのでした。

プロが伝授する編集と撮影のポイントとは

そもそも編集とは、モノゴトを伝えるための情報整理。撮影した動画単体では、その力を十分に発揮できないと原さんはいいます。そこで出番となるのが編集ソフト。巷にはいろんなソフトが出回っていますが、基本的な仕組みはどれもほとんど変わらないので、YouTubeや教則本などを参考に学びやすいものを選べばいいそう。

大切なことは、そのシーンで何を表現するかを明確にすること。例えば、森の中を軽快に走る車を表現したいのに、森ばかりを映していてはうまく伝わりません。最近では、編集ソフトがどんどん進化し、映像や音声を加工することも簡単にできるようになりましたが、そうしたテクニックに頼りすぎず、画だけで理解させることが大事と原さん。だからこそ、前回学んだ企画が大切で、さらに企画に基づいた撮影が肝心。その基本は、見やすい画と聞き取りやすい音です。

では、見やすい画を撮るにはどうしたらいいのか。それには、なんといっても手ブレを防ぐことです。例えば、スマホで動画を撮る場合、カメラを胸の前で両手でしっかりと持つこと。そして、頭・両肩・スマホをつないだ三角錐の形を崩さないこと。これらをちょっと意識するだけで、手ブレのない見やすい画になります。

そして、明るさに気をつけ、立体感を出すように構図を考えること。そうすることで、画面に奥行きが生まれ、ストーリー性のある画が撮れるようになるのだとか。この日のために原さんが用意した写真を観察し、自ら線を書き込んで立体感を出す構図の分析も行いました。

映像のプロによる貴重なアドバイスに、誰もが聞き入ったことは言うまでもありません。そしてだんだん自分たちも撮ってみたくなってきて……。

実際に撮影してみてコツをつかんでいく

いよいよお待ちかねの撮影タイム。3~4人のグループに分かれて、ぬいぐるみを被写体に撮影会の始まりです。これまで学んだことを思い出し、どこで、どう撮るか。立体感を出すにはどうするか。それぞれが工夫を凝らし、いろいろなシーンをつくりながら、写真や動画を撮っていきます。原さんもその中に混じり、アドバイスしたり、学生たちからの質問に答えたり。みんな夢中になって撮影して、とってもいい表情!

約20分余りの撮影会でしたが、撮り方のコツもつかめたようで、今後の動画づくりに生かしていきたいとの声が多く聞かれました。

そんな学生たちに向けて、原さんが送った言葉は「まずはつくってみること。そうすればそのメッセージはきっと誰かに届く」。

原さん自身、これまで自分がつくった映像作品が思いがけない反響を呼んだことがたびたびあったそう。単なるレッスンビデオだったのに、それを見てオリンピック選手になった人がいたり、たまたま撮った動画によって認知症のご家族が救われたり。だからこそ、大変なことも多いけれど、ぜひ自分たちで駒大紹介ビデオをぜひつくってみてほしい、と原さん。

大きなエールを送られて、今秋、KPSは駒大を紹介するオリジナル動画づくりに挑みます!その模様はまた改めて。お楽しみに♪

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