
先輩たちのその先のステージ

喜びと幸せに満ちた、
よりよい世界のために
日本とバングラデシュの架け橋に。
経営学部 経営学科

日本で生まれ、日本の小学校を卒業後、親の仕事の都合でバングラデシュで生活することになりました。将来は日本に戻ってビジネスに携わりたいと考え、ダッカ商業高校での経営分野の授業が面白かったこともあり、日本でもっと高度な経営学を学びたいと思いました。駒澤大学では、会計・マネジメント・マーケティング論と幅広く学びましたが、全て実践的で、ビジネスのフィールドで活かすことができると思います。
大学時代の思い出で、2年次の夏休みに、課題の企業研究レポートを書いているうちに、調査することが楽しくなって数十枚提出したことがありました。頑張れば頑張った分、評価していただけるので、モチベーションも上がり、卒業まで努力し続けることができ、曹洞宗管長賞をいただきました。
首席で卒業し、総代として学長から学位記を受け取った。
大学在学中にバングラデシュ代表の選手として2023年西アジア野球大会参加。
バングラデシュでは高校卒業後、日本語とベンガル語ができる点を生かし、通訳や日本語学校の先生をしていましたが、日本に戻ってからも、この分野での経験を深め、成長するために、NHKワールドジャパンのベンガル語サービスでアルバイトをし、翻訳チェックから編集作業まで、幅広い業務を大学4年間続けました。
就職活動の際は、キャリアセンターに何度も相談に行きました。大手企業と迷いましたが、後々後悔はしたくなかったので、会社の規模ではなく、「両国の発展に貢献したい」という自身の目標を実現できるところはどこかを一番に考え、日本とバングラデシュ間のコーディネート、コンサルティング、日本語教育、人材サービス、NHKベンガル語放送の番組制作等、両国間で幅広い業務を行うKaicom社に就職しました。2017年創業の新しい会社なので、会社と共に自分も成長していきたいと考えています。
現在は、NHKワールドジャパン・ベンガル語放送のプログラムディレクターとしての業務に加え、バングラデシュ人特定技能生及び技能実習生のサポート、日本語をベンガル語に翻訳した単語帳の制作なども行っています。最近は両国間での経済交流及び人的交流がより一層活性化し、友好関係も強化されてきています。それに伴い、様々な仕事の機会も増えると思いますので、経営だけでなく、幅広い知識を身につけていきたいです。

グローバル化が進んでいますが、今後は英語圏だけでない国際関係の仕事が増えていくと予想されます。留学生に限らず、受験生のみなさんには、視野を広く持って、言語の習得だけでなく、在学中に「これだ!」と思えることを見つけ、とことん突き詰めていってほしいと思います。