NOZOKIMI LAB

芸術✕英語✕コミュニケーションの新方程式

活気ある授業と柔らかなキャラクターで、学生からの人気が高いセーラ先生。
日本文化や芸術をこよなく愛する先生に、授業で大切にしていることや駒澤大学の魅力をお聞きしました。

モート、セーラ 教授

日本美術に魅せられてイギリスから来日

インタビュアー
今日は先生や駒澤大学について、いろいろと気になることをお伺いします!
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
よろしくお願いします。文学部英米文学科のモート、セーラと申します。
インタビュアー
すごく日本語がお上手ですが、日本に来てどれくらいになるんですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
もう16年になりますね。
でも、日本語はまだまだ。学生のみなさんから学んでいます(笑)。
インタビュアー
セーラ先生の出身はどちらなんですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
イギリスです。
もともとオックスフォード大学で、美術史を学んでいたんです。
その過程で掛け軸や禅書、水墨画といった日本の美術に出会って「なんて美しくて奥深いんだろう」と心奪われ、来日。
自分の目で多くの作品を見て回るうちに、どんどん興味が出てきて、研究するようになりました。
インタビュアー
特に好きな日本の芸術家はいますか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
そうですね…たくさんいるのですが、特に白隠、山岡鉄舟、そして大田垣蓮月は大のお気に入りです。
インタビュアー
大田垣蓮月さんは聞いたことがありませんでした…。どんな方なんですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
江戸時代から明治時代にかけて活躍した女性で、尼さんであり、書家でもあり、 歌人や陶芸家でもある。
その多彩な才能は、海外でもとても評価が高いんですよ。
インタビュアー
知らなかった! 逆にわたしたちが、セーラ先生からたくさん日本文化を学べそうです。

大切なのは、何を感じ、どう発言するか

インタビュアー
日本文化に精通しているセーラ先生ですが、大学の授業ではどのようなことを教えているのですか。
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
私は主に、イギリスの文学や美術を題材に、イギリスの社会や文化を教えています。
だけど、本当に重要なのは、コミュニケーション。
インタビュアー
コミュニケーション?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
はい。高校と大学の授業の違いは、ただ話を聞くのではなく、自分で考えて発言するということです。
作品とテーマ–たとえば、作品の時代背景と現代との違いとか–から、それぞれが何を感じて、どう思ったのかをディスカッションしてもらう。それによって自然とコミュニケーション能力は高まっていきます。
主役は学生たちです。
ちなみに私の授業では、使う言葉はすべて英語です
インタビュアー
英語で!?  私は全然しゃべれないのですが、やっぱり学生のみなさんは最初から英語がうまいんですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
いえいえ、そんなことありません。
一年生の頃はみなさんあまりしゃべれないですよ。
それに、最初はシャイなんです(笑)。
でも、四年生になると、見事なイングリッシュでスピーチをする学生がたくさんいます。
インタビュアー
すごい! 恥ずかしさも、英語なら気にならなくなりそうですね!
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
その通りです。だから私の授業はいつもにぎやかです(笑)。

大学は、夢に近づくチャンスにあふれている

インタビュアー
ちなみに、駒澤大学でお気に入りの場所はどこですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
やはり私は禅文化歴史博物館をオススメします。
禅の芸術や精神に魅せられた私にとって、とても刺激的な場所です。
聞:駒澤大学では、禅の授業もあると聞いて、実はとても気になっています(笑)。
ぜひ参禅してみてください! 心が落ち着きますよ。
インタビュアー
お話を聞いていて、大学ではこれまでと違う、たくさんの経験ができそうだとワクワクしてきます。
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
そうなんです! 大学は「夢に近づくチャンス」がたくさんある場所なんですよ。
インタビュアー
チャンスですか?
文学部英米文学科 モート、セーラ教授
はい。たとえば、「2020年の東京五輪にボランティアとして参加したい」と考えているゼミ生がいるんです。
その実現のために、彼は海外へ語学留学。生きた英語をたくさん学び、TOEFLなどの資格をとっています。
彼のように、授業だけでなく、旅行やサークル、スポーツなどを通していろいろなことを吸収して、自分の夢に近づいていってほしいですね!
インタビュアー
私もいろいろなことにチャレンジしたいです! 今日はありがとうございました。

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