NOZOKIMI LAB

【MASコン】人としての輝きを伝えたい! 運営メンバー座談会

毎年行われてきた「ミス・ミスター駒澤コンテスト」が、2021年から「駒澤MASコンテスト」に進化。
このコンテストの運営をしてきた企画研究会のメンバーに、価値観のパラダイムシフトに合わせてコンセプトを変えたきっかけや思いを伺いました。

井ノ上 夏音さん(3年)

文学部 社会学科 社会学専攻
肩書:会長

池田 真子さん(3年)

グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科
肩書:広報部署代表

吉澤 由惟菜さん(3年)

法学部 法律学科
肩書:企画部署代表

ジェンダーや
ルッキズムにとらわれない

インタビュアー
まずは企画研究会とは何か、という話から聞かせてください。
井ノ上さん
私たちはおもにふたつのことをしています。ひとつは大学や周辺地域のイベント運営やサポート。もうひとつはいわゆるミス・ミスターコンテストの運営で、2021年度からは「駒澤MAS(Most Attractive Student)コンテスト」に改称し、さまざまな改革に取り組んでいます。
インタビュアー
社会規範のアップデートを迫られている今の時代に合わせた動きのようですね。
井ノ上さん
そうですね。ジェンダーやルッキズムにまつわる話題が注目される中で、企画研究会の代替わりがあり、私たちが中心になって運営を進める中で、今年から変えていこうという意見が自然と出てきました。
インタビュアー
従来のミス・ミスターコンテストには違和感があった?
井ノ上さん
配慮が足りていないのでは、という思いはずっとありました。
池田さん
かわいい人/かっこいい人の容姿を競うというイメージが強いなって。私自身は、容姿だけでは判らない魅力を伝えたいと思っていたので、話があったときにすんなり頷けましたね。
吉澤さん
世の中の動きとして、いわゆるミス・ミスターコンテストへの批判が強まっている中、私たちが大切にしているイベントをよりたくさんの方に受け入れていただくために、形を変える必要があると思いました。
井ノ上さん
形を変えるためにみんなで学びを共有し、何度も話し合いを重ねました。
池田さん
こういうイベントにあまりいいイメージを持っていない友だちもいましたが、「MASコン」への変化に対してすごくポジティブなリアクションをしてくれて、うれしかったです。
井ノ上さん
まだまだ反響は小さいですが、SNSでコメントがあったりすると、新しいことを始めたんだな、という実感につながりますね。

最終選考者の主体性を重視し
衣装は選択制に

インタビュアー
企画研究会のみなさんが考える「Most Attractive Student」はどんな人物像?
井ノ上さん
いくつかポイントがあります。誠実で、素直で……。
池田さん
夢があって、生き生きしていて……。今年は面接のときの質問項目も一新して、将来の夢やアピールポイントを深掘りしました。
井ノ上さん
去年まではどうしてもルッキズム的な傾向があったので、そこを考慮してファイナリスト8名を選出しました。
吉澤さん
もちろん、外見を度外視するというわけではなくて、外見だけではなく内面も素敵な人を選ぶという感じです。
インタビュアー
個を重視するという点は、今年のテーマである「STORY ~誰か、ではない私の物語~」にもつながる話ですね。
井ノ上さん
そうですね。ファイナリストの主体性を重視したいなって。衣装はもちろん、エントリーナンバーやイメージカラーなどもすべてファイナリスト本人に決めてもらいました。一緒にコンテストをつくりあげるうえで、選択制を取り入れたことに意味があると思っています。
インタビュアー
ファイナリストのお披露目をする前に、SNS上で顔を見せずに8名を紹介する「シークレットウィーク」を設けた理由は?
井ノ上さん
いわゆる「におわせ」で期待を高められれば、という狙いです。シークレットウィークの期間中から投票を受け付けたのは、まだ他大学もやっていない新しい試みだと思います。
池田さん
撮影の小道具は広報が担当したのですが、テーマの「STORY」にちなみ、本で顔を隠すことにしました。
インタビュアー
ファイナリストが本で顔を隠すことで、「ルッキズムにとらわれない」というメッセージにもなっていますね!

涙なしでは見られない
本番が楽しみ!

インタビュアー
今回の刷新で新たに見えてきた課題は?
井ノ上さん
本音をいえば、ミス・ミスターという枠を取り払い、ファイナリスト8名の中からグランプリを決めたいという思いがありました。ただ、例年ミスターよりミスの方が投票数もSNSのフォロワー数も多い状況なので、世の中の関心がまだ追いついていないのにこちらが先走っても、ミスターのファイナリスト4名に不公平感が出ると判断し、今年はミスとミスターでそれぞれ1名ずつグランプリを選出することになりました。
吉澤さん
その反面、できることはやれたかな、という手応えもあります。今年はエントリーを受け付けるときにミスとミスターのどちらで出場したいのかを、本人が選べるようにしたんです。生物学的性別ではなく、社会的・文化的に形成された性別を重視する制度にしたことは、大きな一歩だと思いますね。
インタビュアー
数年後、後輩たちから「MASコンに変えた先輩たちはすごい!」と言われそうですね。
井ノ上さん
自分たちの代で変えられたことは、自信になっていますね。もちろん大変なことも多いけど、やりがいがそこを超えていくのかな、と感じています。
インタビュアー
やりがいという言葉が出ましたけど、楽しさやうれしさはどのような瞬間に感じますか。
池田さん
つくったものに対するリアクションをいただけたときです。SNSにアップした動画の再生回数が多かったり、いいコメントがついていたりすると、やっていて良かったなって。
井ノ上さん
活動自体は非常に円滑で、週1のZOOMミーティングでみんなが楽しそうにしていると、会長としてうまくやれているのかな、と思います。
吉澤さん
企画班としては、10月に開催される本番のコンテストがうまくいったときですね。コンテストの最後にファイナリストがスピーチをするのですが、その瞬間が集大成で、ジーンとすると思います。去年はボロ泣きでした(笑)。
井ノ上さん
涙なしでは見られない(笑)。
インタビュアー
最後にPRをどうぞ!
井ノ上さん
ファイナリストのみなさんをはじめ、「MASコン」への趣旨に賛同してくれる仲間が集まってコンテストをつくっています。必ず成功させますので、応援よろしくお願いします!

【check!】企画研究会が運営する
「駒澤MASコンテスト2021」はコチラ!

座談会に登場いただいた三人も携わる「MASコン」。
10月30日(土)の本番までTwitterやInstagram、YouTubeなど、さまざまなSNSで情報発信を行っています。ぜひご覧ください。

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