先輩たちのその先のステージ

KOMAZAWA Next Stage

身近にある医療、国民皆保険で
多くの人を支援したい

近藤 なつき さん
2022年3月卒業
文学部 社会学科 社会福祉学専攻 
→ 全国健康保険協会

就職活動を始めたのは3年生の夏頃から。受ける予定だったインターンシップが新型コロナウイルスの影響により中止になってしまったので、空いた時間を有効に使おうと考え、ゼミの長尾譲治先生が作ってくださる自己分析課題シートをもとに、自分の長所・短所や学生時代の取り組みなどを細かく分析し、面接に備えていました。
社会保障論の授業で、全国健康保険協会(協会けんぽ)の仕事を初めて知りました。福祉の専門職として、病院や高齢者施設で直接人に会って支援することは大切ですが、やはり支援対象は一部の人達になってしまいます。協会けんぽであれば、より広く多くの方を支援することができるのではないかと思いました。
社会福祉学専攻では、社会福祉士の他に精神保健福祉士という国家資格を目指すことができます。保険は、身体的な病気を治療するために使うというイメージが強いですが、健康促進も協会けんぽの仕事に含まれています。資格を持つことで、メンタルケアからも健康促進へのアプローチができるのではないかと考えています。

健康保険はみなさん当たり前のものとして利用していると思いますが、今後医療費が増加していけば保険料も高くなり、当たり前であり続けることが難しくなるかもしれません。そうならないように、どう取り組めばこの制度を存続させられるのかを常に考え、守る気持ちをずっと持ち続けなければいけないと思っています。
就職活動の期間は、自分が本当にやりたいことは何か、これから社会人になって社会をどう変えていきたいかを真剣に考え、自分と向き合い、これまでを振り返る機会でもあると思うので、大切に取り組んでほしいなと思います。

普段はあまり使わないというベージュで“血色感アップ”。モニター越しのオンライン面接ならではのポイントもキャリアセンターで教えてもらったそう。

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