経営学部
経験とチャレンジ精神
18歳と20歳で一番大きな差は経験です。多くの失敗は経験と知識によって回避できます。
成年になることで、自由に契約ができるようになりますが、契約の責任は自分で取らなければなりませんし、契約を取り消すことは難しくなります。
高校までとそれ以降で特に異なるのは、正しい答えがまだ存在していない、もしかしたらないかもしれない問題に取り組む経験です。そのような問題に、自分が持つ知識に基づいて、論理的に考え、自分なりの答えを導き出す訓練をしていくのが大学での学問です。これまで、成年になるまでの2年弱を大学生として過ごせたということは、そのような問題に取り組む中で、取り返しのつく失敗ができたということです。
なにか不安になることがあったら、必ず周囲の経験豊富で信頼できる複数の大人に相談してみてください。他人に相談できることは人生において重要な資質です。
一方で経験がないからこそ、リスクを恐れず、新しいことにチャレンジすることができるかもしれません。経営において成功するためには、必要な知識を持っていることはもちろんですが、自分ができると信じることが必須です。
経営学部: 岸田 隆行