Easy come, easy go.
今の世の中、確かにありとあらゆる情報であふれています。本、雑誌は言うに及ばず、TV、ネット、口コミなどなど。とりわけ情報量が飛躍的に増えたのは、1990年代からの「IT革命」によるところが大きいでしょう。
さて、こうした状況で何を信じればよいか? 胡散臭い「フェイクニュース」の類は避けたいところです。
アドバイスとしては、「薄っぺらい情報」は疑ってかかりなさい、ということです。例えば消費税率アップに関連して、キャッシュレス決済をするとポイントが還元されることになって、「貯めると~がタダになった」などとTVで大騒ぎしていました。僕は「タダほど怖いものはない」と考えています。
また、少し意味合いは変わりますが,「すぐわかる~学」といった表記にも危うさを感じます。19世紀ドイツの思想家が言ったように学問に王道はないからです。
もうおわかりですね。先に述べた「薄っぺらい情報」というのは、手軽に~が得られますゾ、といった情報です。そのウラに何があるか、“Easy come, easy go.”の精神で是非大学で勉強してみてください。
経営学部: 豊田 太郎