学問Q&A

タイムマシーンがあったら、どの時代に行きたいですか?

グローバル・メディア・スタディーズ学部

100年後の未来に行ってみたい

皆さんは、100年後の未来について想像したことがありますか?

今日、AI、ビックデータ、IoTといったテクノロジーが新聞の紙面をにぎわしていますが、100年後には、テクノロジーの更なる進歩により、脳をスキャンして人間の心を読み取ることや、人間とロボットの融合まで可能になるとも言われています。

こうした新たなテクノロジーは人間に大きな利益をもたらすと同時に、さまざまな問題をもはらんでいます。それらの問題にどのように対処すべきか、テクノロジーをどのように規律すべきかを考えるのが、私が取り組んでいる「情報法」ないし「メディア法」研究のテーマのひとつです。

100年後、我々人間は、テクノロジーとどのように向き合い、どのようにそれを制御しているのでしょうか? 人生100年時代と言われる現代でも、恐らく私はこの問いに対する答えを知ることは叶いませんが――もし仮に、技術の進捗が更なる寿命の延長を可能にすれば、あるいは100年後の未来の目撃者となれるかもしれませんので、そうした淡い期待も抱きつつ――、未来を意識し、未来につながるような研究を進めていきたいと考えています。

グローバル・メディア・スタディーズ学部: 松前恵環(情報法)

おすすめ参考文献

100年後の世界――SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来
鈴木貴之(著)化学同人(刊)

著名なSF映画を手がかりに、テクノロジーの未来とそれが引き起こし得る問題についてわかり易く紹介しています。哲学者が書いた本ですが、情報法・メディア法の論点にも密接に関わるトピックが取り上げられています。論考の元となるSF映画もおすすめ。

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