学問Q&A

もし駒大に入学するとしたら、何学部でどんな勉強をしたいですか?

法学部

結局、カネ儲けでしょ。だから、経済か経営かな

カネ持ちになりたい。どうやったら、カネを稼げるか。これを知りたい。だから、また大学に行くとしたら、経済学部か経営学部かな。実のところ、法学部の勉強でも、薄々その答えを悟ることはできた。しかし、それは自らの道徳心に照らせば、どうかと思うことが多い。

法の抜け道を歩む。法の規制が及んでいないギリギリの線。どうやら、これが一番儲かるらしい。どこまでがセーフで、それは流石にアウト。判例を読んでいると、そんな話ばかり。なんでグレーな話題が尽きないかと言えば、これがカネ儲けに走る人の常套手段であるからだ。まったく人として嫌になることを分析する学問だ。もっと、まっとうな稼ぎ方を知りたい。

そんな訳で、経済とか経営とか、気になるね。だって、ちゃんとしたカネ儲けの方法を教えてくれそうだから。高校の政治経済で習った遠い記憶を辿れば、お客様のニーズ、つまり需要が高くなると、価格が上昇するらしい。価値の付加。これが課題だ。例えば、環境を守るために、法律で規制するといった話はあるけれど、一般の消費者がエコを望めば、そうした商品・サービスの価値は上がるから、結果として、企業はエコに励む。そんなことを勉強したい。

法学部: 髙田 実宗(行政法)

おすすめ参考文献

社会とつながる行政法入門
大橋洋一(著)有斐閣(刊)

つまらない科目ナンバー1に輝いてきた行政法。しかし本書は、具体的なシチュエーションを提供。イメージさえ掴めれば、建前と本音が入り混じった楽しい学問領域だと認識できること間違いなし。

ひと味違う法学入門――法的思考への誘い
阿部泰隆(著)信山社(刊)

通説、有力説、少数説……。てか、通説・判例だけ教えてくれ。いやいや、独自説こそが面白い。これが法律学の醍醐味。いろんな考え方の存在。いかに自分の頭で考えて論理的に説明するか。その訓練が本書でできる。いろはカルタ付き。

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