学問Q&A

どうすれば本番で緊張しないようになれますか?

経営学部

経験を積み、自分に自信を持つことです

企業などの組織で働く人々にとって、自分のアイデアを他の人に伝えるためのプレゼンテーションは欠かせません。組織を成長させていくためには、いいアイデアを共有し、それを実現していくことが必要だからです。

ここでは、多くの人々の前でプレゼンテーションをする時にどうしたら緊張しないでできるかについてを考えてみましょう。といっても、多くの人を前にしたプレゼンテーションは、多かれ少なかれ、誰もが緊張するものです。特に初めてならことさら。しかし、10回も経験すれば、人前に出ることにも慣れていきます。そして、どうすれば成功するのか、どうすれば失敗するのか、なんとなくつかめてきます。20回、30回、40回、と経験を積むと、今度は「たとえ失敗しても自分は大丈夫、何度でも立ち上がれる」という自信が出てきます。

自分に対する確固たる信頼感。これこそ、本当の自信です。苦手なことを克服したいと思ったら、自分自身を信頼できるまで、何回も練習をして、経験を積んで挑む。このことは、人前でのプレゼンテーションだけでなく、他のことにも言えると思います。

人前でのプレゼンテーションが苦手という人は、ぜひ「TED」という番組を見てみましょう。TEDは世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催、配信している非営利団体で、これまで、ビル・ゲイツや、スティーブ・ジョブズなどの有名人が登壇したことでも知られています。TEDのプレゼンテーションは、HPの他、YouTubeなどでも無料で見ることができ、日本語訳がついているものも多くあります。経験を積むこと、そして自分に自信を持つことの大切さを感じられると思います。

経営学部: 菅野 佐織(消費者行動論)

おすすめ参考文献

TEDホームページ

おすすめはTEDのHP(https://www.ted.com/)です。経営学に関するプレゼンテーションも数多く掲載されています。勉強になるもの、やる気をくれるもの、ちょっと笑えるものなど、いろいろあります。ぜひ楽しんで見てみましょう。
見ると役立つプレゼンテーション
例)ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」、ダン・アリエリー「我々は本当に自分で決めているのか?」、ティム・アーバン「先延ばし魔の頭の中はどうなっているか」

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン――人々を惹きつける18の法則
カーマイン・ガロ(著)井口 耕二(翻訳)日経BP社(刊)

アップルのCEOであったスティーブ・ジョブズ。彼のプレゼンテーションは、世界中の人々を魅了したとも言われています。本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その秘密を詳しく解説しています。

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