経済学部
自己投資をしよう。
2000年前後に生まれた皆さんは、その半数が100歳まで生きると言われています。しかし、長寿化は年金財政にも影響を与えますから、年金が従来どおり支給されるかは分かりません。そうすると、65歳で退職ではなく、もう少し働かなければならなくなるでしょう。
ところが、今後AIの活用が進めば、税理士や会計士、アナリストなどもロボットとAIに代替される確率が高いと言われていますから、私たち人間はロボットやAIに代替されない力(イノベーションを起こす力、対人関係能力など)をつける必要があります。
このように考えると、これまでのように学生時代に教育を受け、そこで得た知識や教養を基礎に働き、65歳で仕事を退職して余生を過ごすといった、人生を大きく三つのステージに分けて過ごすことは難しくなります。常に新しいことにチャレンジし、そのための準備を続けていかねばならなくなるでしょう。つまり、常に新しいことを始める準備(学び)をしなくてはいけないのです。
だからこそ、10代のうちから自己投資をしておくことが必要だと思います。自己投資とは、読書や勉強以外にも、世界中を旅行することでもいいでしょう。常に自分のアンテナを磨き続ける努力を続けて下さい。
経済学部: 深見 泰孝(証券市場論)