「出会い」と「知識」
大学に行く本質的な意味は「知識」と「出会い」の幅を広げ、深められる場であるからです。高校までの基礎知識だけでも日常生活には支障はありません。しかしながら、ロボットや人工知能の発展に伴い、現在の多くの職業がロボットや人工知能に奪われてしまうという予測が発表されています。ロボットや人工知能によって代替されると予想されている仕事の多くは、そのほとんどがマニュアルで決められた単純な仕事になります。では、ロボットや人工知能が飛躍的な進歩をしてもなくならない仕事は何でしょうか。それは、人間の感情や創造力が重要視される仕事であり、具体的にはコミュニケーション力と学際的な専門知識が求められている職業ではないかと思います。我々人間は何かの集団で組織されて繁栄してきた動物であることにも注目する必要があります。社会という様々な形の集団の中で自分を成長できるかどうかは、コミュニケーション力によって左右されると言っても過言ではありません。その結果、コミュニケーション力は時代や技術の変化にも関わらずその重要性に変わりがありません。コミュニケーション力を高めるためには、様々な人々に出会い、その人々との関係性を深めることが求められています。
グローバル・メディア・スタディーズ学部: 朴 正洙(マーケティング・コミュニケーション)