医療健康科学部
国試受験資格、基礎から最新の技術
他学部との大きな違いは、卒業すると診療放射線技師国家試験の受験資格が得られることです。健康診断の胸部X線撮影で、「大きく息を吸って〜」とやっている、あの人が診療放射線技師です。もちろんそれだけではなく、CTやPETといった放射線を用いた検査や、がんの放射線治療なども担当する高度医療職です。技師になるためには、本学部のような「診療放射線技師養成所」に指定されている学校を卒業して、国家試験に合格する必要があります。
医療分野は、目を見張る勢いで発展しています。医療技術の進歩についていくためには、数学・物理学といった理工学についてのしっかりした基礎力が必要です。このため本学部では、とくに理工学系などの基礎科目を重視したカリキュラムを編成し、それを最新の医療技術へと応用できる力を養う教育を実践しています。また、常に新しいものに触れようとする姿勢も重要です。2018年、本学と放射線治療装置メーカーであるバリアン社との産学連携事業として、「放射線治療人材教育センター」が開設されました。ここでは、常に最新の装置・技術に触れることができます。在学中のみならず卒業後にも、その機会を提供していきます。
医療健康科学部: 原田 和正(無機化学)