分子が脳を刺激中!
「好奇心なんて、誰でも普通にわくものでしょ?」なんて、当たり前のように思っていませんか? いやいや、そうでもないのです。
好奇心は、たくさんの分子達が体内で順次リレーし、ようやくゴールしてやっと感じられるものです!
ワクワクしたり、ゲンナリしたり、痛かったり、暑かったり、美味しかったり♪
こういうときに、途中、誰か(何処か)に障害がおきると、ゴールまでたどりつけません。
このリレーには、ドーパミンやアドレナリンなど、みなさんが「化学」で習うような多くの分子達が参加しています。ドーパミンやアドレナリンのリレーで起きる障害は、うつや認知症と関係があるといわれています。原因が分子同士のリレーにあるならば、その分子が体内でどう動いているかチェックすれば、問題を解消する治療方法がみえてくるはずです。分子の話が医療につながるわけですね(^^)。病院では、分子の体内動態をチェックするために放射性同位体(RI)を目印に使うことがあります。その時は「診療放射線技師」が活躍しています。
人間の身体や感情を、分子レベルで知りたくなったみなさん。是非、大学で医療のことを勉強してみませんか?
医療健康科学部: 岡田 朋子(生体機能関連化学)