グローバル・メディア・スタディーズ学部
大事なのは、伝えようとする努力
相手の心を掴むためには、まずは自分の気持ちや考えを、その相手に正しく伝える努力が大事ではないでしょうか。私も、コロナ禍でマスクをつけたまま、人とコミュニケーションをとることに日々苦労しています。しかしそんなとき、日本語が不得意な外国出身の方々にインタビュー調査をする際に心掛けていることが役立ちます。それらは、以下のようなことです。
- 発話:早口にならず、語句を明瞭に発音する。
- 構成:最初に話の要点を述べ、その後で補足説明する。最後にもう一度、要点を述べる(話が全て聞き取れなくても、相手はおおよその内容を理解できる)。
- ボディーランゲージ:身振り手振り、うなずき、アイコンタクトなどのボディランゲージを多用する(相手の理解の助けになる)。
- 視聴覚資料:写真、イラスト、図表などを掲示(相手の理解の助けになる)。
これらは、相手の国籍や母語に関わらず、自分の気持ちや考えをうまく相手に伝えるうえで、有効と考えられます。みなさんも、是非試してみてください!
グローバル・メディア・スタディーズ学部: 杉森建太郎