法学部
多くの米国民主党員の心は掴めます。
現代アメリカにおいては、民主党支持者と共和党支持者の間で国家が二分されており、しかも両者の間では全く異なる世界観を持っております。政府が何をすべきか、政府の規模はどれくらいが妥当か、といった政治観はもちろんのこと、ライフスタイル(好みの映画、音楽、食事、趣味など)にすら顕著な差異が見られます。
コロナ禍で生じた新たな対立軸のひとつが、マスク着用の有無でした。民主党支持者はマスク着用に肯定的な一方で、共和党支持者はマスク着用を嫌う傾向にあります。実際、アメリカの世論調査団体であるピュー・リサーチ・センターが2020年6月に実施した調査によれば、「公共の場では常にマスクを着用すべき」と答えたのは、民主党支持者のうち63%であったのに対して、共和党支持者は29%でした。
すなわちアメリカにおいては、マスク着用の有無から、その人がどちらの世界観を有しているのかを知る手がかりになるのです。これは日本に暮らす私たちからすれば意外なことだと思います。
このように、私たちにとって当たり前だと思っていることであっても、それがどの国においても(そしてどの時代においても)当てはまるとは限りません。そして大学は、まさにそうした「常識」を疑う力を養う場でもあります。
法学部: 梅川葉菜