心理学科
科学的な視点で「心」を捉える。豊かな感性で「人」を理解する
科学的な視点で「心」を捉える。豊かな感性で「人」を理解する
駒澤大学へ行けば、どんなことを経験し、学べるか。
まずは学科で展開している学びの個性を知ろう。
理論と実践の両面から人の心と知識を学修することで、客観的な分析、判断、洞察力が身につきます。
多様な情報を実証的な方法で収集・分析し、問題や解決法を根拠に基づき説明できる表現力を学びます。
学習、生理、認知、社会、臨床など、教員の専門分野は基礎から応用まで幅広く、それぞれが深い学識を備えています。
駒澤大学で過ごす充実の4年間。
どのようにステップアップし、自らを成長させて行けるかを紹介します。
心理学を理解するための土台となる基礎科目を幅広く学びます。
学部や学科の個性を数字で見てみましょう。
そこからこの学科にしかない魅力が見つかるかも!
16室
実験室の数
脳波などを測る生理学実験室、心理療法を行う臨床心理実験室のほか、認知心理学用、行動実験用、動物実験用、グループワーク用、多目的で使える実験室などがあります。
11羽
ハトの飼育数 (2023年8月現在)
動物実験室では11羽のハトを飼育しています。ハトの実験を通じ、日常でみられるヒトの複雑な行動がどのように獲得されるのか、またハトとヒトのデータの比較を通じ、ヒトの行動の特徴について検討しています。
783誌 ※
閲読できるジャーナル数
ジャーナル(学会誌)とは、各学会が研究論文を掲載する刊行物。年2回、もしくは4回発行され、国内外の最新心理学研究に触れることができます。783誌のうち、国内文献は631誌、海外文献は152誌※。多くの学生がゼミの研究や卒業論文にジャーナルを活用しています。
※データベースで閲覧可能な学会誌含む
9カ所
学外実習訪問先の数
4年次には、学外実習を行う選択科目があります。実習先は、病院、児童相談センター、教育支援センター、鑑別所、企業など多岐にわたり、保健医療、福祉、教育、司法犯罪、産業労働領域の5つの領域を網羅します。これらの実習先にて臨床心理士や公認心理師がどのような業務を行ない、活躍しているかを見ることができます。
11.3%
大学院の進学率(2018年度〜2022年度平均)
近年増加している大学院進学者。専門的な心理学を学んで臨床心理士、公認心理師など心の専門家になる学生も多くいます。2022年度14.8%、2021年度7.5%、2020年度14%、2019年度15.2%、2018年度5.1%
100と100%
臨床心理士と公認心理師の合格率(2022年度実績)
大学院へ進むことで臨床心理士の受験資格を取得することができます。
また、公認心理師の受験資格取得カリキュラムにも対応しており、専門的な心理学を学んで臨床心理士、公認心理師など心の専門家になる学生も多くいます。難関試験ではありますが、駒澤大学大学院では、臨床心理士100%、公認心理師100%と高い合格率を誇ります(2022年度実績)。
【過去5年の臨床心理士試験合格率】
2022年度:100%、2021年度:75%、2020年度:88.9%、2019年度:100%、2018年度:90.9%
平均合格率:90.9%
【過去5年の公認心理師国家試験】
第5回:100%、第4回:80%、第3回:62.5%、第2回:40.0%、第1回:100%
平均合格率:76.5%
さまざまな学びを展開している駒澤大学。
その一例をよりくわしく紹介します。学びの内容から、その先につながる自分の未来を想像してみよう。
心理学科ではデータサイエンス、AIに関係する授業が行われています。一部科目は、駒澤大学「データサイエンス・AI教育プログラム」に対応しており、プログラム授業科目の単位を修得することにより、リテラシーレベルと応用基礎レベルの習得ができます。
※各レベルを修得すると修了証とオープンバッジが授与されます。詳細は本学HPのデータサイエンス・AI教育プログラムをご参照ください
社会とつながる心理学科の学び
ニューノーマルな時代になり、さらに大切さを増す“社会とのつながり”。駒澤大学で出会い、関係し、新たに身につけられる社会とつながる学びを探ってみよう。
現場のリアルな話を聞ける
1年次の選択科目「心理学入門」では、会社での心理学を生かした取り組みについて、心理にまつわる現場で活躍するOB・OGや外部の専門家といった講師を招き、話を聞く機会を設けています。学生は、学問を生かした職業や活躍の場を見ることで、どのように心理学を学んでいけばいいのかビジョンを描くことができます。
4年間の集大成として卒業研究に取り組むことも駒大の学びのひとつ。
それぞれ興味をもったことを深められるから、個性的なテーマの卒業論文がたくさんあります。その一部を紹介。
音楽を聴き、楽曲に没頭。深く集中し、自然と豊かな感情も生まれる状況になります。この状態を脳活動から捉えるために、音楽を聞いている最中の脳波を測定してみました。
心身ともにリラックスした状態のときに発すると言われるα波に着目し、脳の活動の変化をみると、楽曲のサビ部分で深く集中していることがわかりました。そのほか、音楽に没頭しているときの脳の活動の変化に特徴があることも捉え、音楽を聴く体験と心の変化を、脳波活動から関係づけて取り出すことに成功しました。
文字の美しさの識別がどのように獲得されるのか、ハトを対象に検討を行いました。訓練では、同じひらがなの“書き方のお手本の文字”と“小学生2年生の書いた文字”を提示し、ハトが書き方のお手本の文字をつついたときに餌を提示する「弁別強化」を行いました。
訓練終了後、訓練では1度も提示していないひらがなのお手本の文字と小学生の書いた文字の組み合わせを提示したところ、ハトは訓練と同様、お手本の文字を選択しました。このことから、ヒトが日常で行っている美文字の識別も、弁別強化の経験を通じて獲得されている可能性が示されました。
さまざまなアイドルが活躍し、テレビやインターネット、広告などで目にしない日はない現代。そこで人々がなぜアイドルに惹かれるのかを探るために、女性アイドルファン3名にインタビューを行い、その発言をデータ化、分析しました。
「ファンになるきっかけ」、「徐々にファンになっていく過程」、「ファンとしての想い」、「アイドルを知ったことによる自身の変化」といった多様な心理的概念が抽出され、その関連性を考察。ファン心理に迫りました。
これまでに25万人を超える卒業生を送り出してきた駒澤大学。
先輩たちが、どんな企業や団体で力を発揮しているのか、その一部を紹介します。
これまでthink!にご登場いただいた先生たちの記事をLink!
駒澤大学の個性あふれる先生たちが、どんなことを考えているか見てみよう。